ヘンゼルとグレーテル

作曲:エンゲルベルト・フンパーディンク
原作:グリム兄弟による同名の童話
台本:アーデルハイト・ヴェッテ
初演:1893年12月23日、ヴァイマル、宮廷劇場

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第一幕
ヘンゼルとグレーテルの家。兄のヘンゼルが、お腹が空いたと言うと、妹のグレーテルは隣人から晩ご飯のためにもらった牛乳を見せる。子どもたちは踊り出す。母親が帰ってきて、言いつけた仕事をさぼって何をしていたのかと怒る。母親は誤って牛乳をこぼしてしまい、子どもたちを森へ苺摘みに行かせる。

ほうき職人の父親が酔っぱらって帰宅する。買ってきた食料を取り出し、子どもたちはどこに行ったのかと尋ねると、森に行かせたと母親は答える。父親は森に住む魔女の話を聞かせ、子どもたちが危ないと言う。両親は子どもたちを捜しに森へ入ってゆく。

第二幕
ヘンゼルが野苺を摘んでいる。子どもたちはカッコウの鳴き声を聞きながら野苺を食べる。じきにふたりは野苺を食べ尽くしてしまった。急に森が静かになる。ヘンゼルが道に迷ったことを認めると、ふたりは怖くなる。眠りの精が現れて、子どもたちの目に砂をふりかけて眠りにつかせる。夕べの祈りを捧げ、眠りに落ちると夢の中に14人の天使が現れる。

第三幕
朝露の精が子どもたちを起こしにやってくる。グレーテルがヘンゼルを起こすと、目の前にお菓子の家がある。しかしふたりは結局、魔女に捕まって台所に連れてこられる。魔女はヘンゼルを太らせることに決めて、魔法をかけた。かまどは熱くなっている。グレーテルは魔女の魔法を解いてヘンゼルを救い出す。魔女がグレーテルにかまどの様子を見てくるように言いつけると、グレーテルはやり方が分からないふりをして、教えてほしいと頼む。魔女がかまどを覗き込んだその時、子どもたちは魔女をかまどに押し込んで扉を閉めてしまう。かまどが爆発すると、魔法でお菓子に変えられていた他の子どもたちも人間に戻った。両親はヘンゼルとグレーテルを見つけ、助かって良かったと皆で喜び合う。

(ウェールズ・ナショナル・オペラ制作)